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辻クリニックは下肢静脈瘤日帰り治療(レーザー治療)専門の血管外科クリニックです。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.087-867-2662

〒761-0301 香川県高松市林町1501-1

下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術(レーザー治療)

下肢静脈瘤レーザー治療

レーザー治療
辻クリニックでは、最先端の下肢静脈瘤治療を受けていただくために、2007年(平成19年)10月香川県で初めてレーザー治療を開始しました。
開院以来、2015年(平成27年)7月末までに1,690件のレーザー治療を行っております。

下肢静脈瘤レーザー治療は、傷んだ静脈内にレーザーファイバーを挿入し、レーザーの熱で瞬時に血管を焼灼・閉塞(ふさぐ)させる“血管内治療”です。

焼灼した伏在静脈は線維化という変化が起こり、1年くらいかけて体内に吸収され消失します。

従来のストリッピング手術では、脚の付け根や膝下に皮膚切開を加えなければなりませんが、レーザー治療は脚に針を刺して細い光ファイバーを挿入するだけです。その意味では、身体に優しい治療といえます。


資格認定、施設認定

レーザー治療実施医   レーザー治療指導医   レーザー治療実施施設

レーザー治療が保険診療として行えるのは、下肢静脈瘤の治療用として薬事承認されたレーザー機器を有し、レーザー治療の講習会を受講した医師がいる病院あるいは診療所だけに限られています。
もちろん当院では承認されたレーザー機器を導入し、院長はレーザー治療の実施医、指導医の認定を受け、クリニックは実施施設としての認定も受けております。


新しくなったレーザー機器

ELVeS1470
レーザー治療は、2011年(平成23年)に保険適用になっておりました。その時に使用できるのは、波長980nmのレーザー機器のみでした。

今回、2014年(平成26年)5月に波長1470nmの新しいレーザー機器が保険収載になりました。それとともに、光ファイバーも“ラディアル2リングファイバー”に改良されました。従来の光ファイバーとは違い、先端だけではなく2カ所の側面から360°レーザー光が照射され、均等・確実に焼灼できるといわれております。

従来機種と比較し、術後の疼痛、皮下出血がはるかに少ないというデータも出ています。
より一層、低侵襲で体に優しい治療になりました。


切らない治療

辻クリニックでは、下肢静脈瘤の“切らない治療”を目指しております。
つまり、レーザー治療時に(同時に行う)皮膚切開を伴う“静脈瘤切除(Stab avulsion)”は行わない方針をとっております。下腿部の皮膚切開創から静脈瘤を引き出し切除する方法ですが、小さいといえども傷跡は残り、時に醜くなることもあります。

ほとんどの場合、術後時間の経過とともに静脈瘤は退縮(細くなる)し、目立たなくなっていきます。それでも気になる場合には、“硬化療法”を行うこともあります。


日帰りレーザー治療の麻酔について
 当院では、静脈麻酔とTLA麻酔(低濃度大量局所麻酔法)の併用麻酔で、できるだけ苦痛のない手術を行っております。気管内挿管による人工呼吸などは行いません。
 TLAはTumescent Local Anesthesiaの略で、薄くした局所麻酔液を血管の周りにやや多く注射する局所麻酔方法です。止血効果のある血管収縮薬も少量含まれており、鎮痛効果もやや長く続くようになっております。

 手術後はすぐに歩けます。
 回復室でしばらくの間休んでいただきますが、もちろん手術当日に帰ることができます。
 そして、無理は禁物ですが翌日から家事や仕事に戻ることができます。


TLAポンプを導入いたしました
平成28年6月、TLAポンプを導入いたしました。

TLA麻酔は、下肢静脈瘤日帰り治療に必要不可欠な麻酔方法です。
このポンプを使用することにより、安全、確実に、そして効率よく麻酔液を注入することができます。
穿刺回数も減り、患者さんにとってより優しい麻酔になりました。


圧迫しないレーザー治療

最近の臨床研究で、当院で採用している波長1470nmレーザーとラディアル2リングファイバーによる治療後には、弾性包帯などの圧迫療法は不要であることがわかってきました。
当院でも、平成27年6月から「圧迫しないレーザー治療」を開始しております。
治療後の歩行困難感、就寝時の圧迫感から解放されます。また、夏場の暑い時期にも、より一層苦痛の少ない治療方法であると思われます。

レーザー治療直後
写真左:従来は、下肢全体に弾性包帯を巻いていました。
写真右:下腿部の穿刺部位のみにバンデージを行います。止血のためです。


参考文献
Maurins U (Dr Maurins Vein Clinic,Riga,Latvia) et.al
PROSPECTIVE RANDOMIZED TRIAL OF ENDOVENOUS LASER ABLATION OF GREAT SAPHENOUS VEIN WITH 1470NM DIODE LASER AND 2RING FIBERS COMPARING COMPRESSION THERAPY 0 DAYS,7 DAYS AND 28 DAYS AFTER THERAPY:PRELIMINARY REPORT
(Presented at 14th Meeting of the European Venous Forum, 27-30 June 2013 Belgrade,Serbia)

第43回日本血管外科学会ランチョンセミナーでも発表がありました(平成27年6月5日(金))
No effect of compression therapy seven days after treatment for vaicose veins
Martin Lawaeztz(Danish Vein Centres,Denmark)



レーザー治療後の経過
大伏在静脈瘤術レーザー治療前 大伏在静脈レーザー治療後
レーザー治療前
こぶこぶが目立っています。
 
レーザー治療後2ヶ月目
静脈瘤は退縮し、目立たなくなりました。静脈瘤切除、硬化療法などは行っていません。


レーザー治療が適さない場合

治療の適応のある伏在型下肢静脈瘤のほとんどはレーザー治療を行うことができます。
しかし、治療の対象となる伏在静脈の蛇行が強くレーザーファイバー挿入が困難な場合、伏在静脈が体表に非常に近く(浅いところを走行している)術後に色素沈着を残す可能性が大きい場合などは、ストリッピング手術をお勧めする場合があります。

また、「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」では、以下のような除外基準が定められています。つまり、該当する患者さんにはレーザー治療が行えないということです。

レーザー治療の除外基準
  • 軽症下肢静脈瘤(網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤)
  • 深部静脈血栓症を有する、または既往がある
  • 動脈性血行障害を有する
  • 歩行困難な方
  • 多臓器障害あるいはDIC(播種性血管内凝固症候群)状態
  • 経口避妊薬あるいはホルモン剤を服用している
  • 重篤な心疾患がある
  • ショックあるいは前ショック状態にある
  • 妊娠または妊娠が疑われる
  • ステロイド療法中である
  • ベーチェット病
  • 骨粗鬆症治療薬(ラロキシフェン)、多発性骨髄腫治療薬(サリドマイド)を服用している
  • 血栓性素因(プロテインC,S欠損症、抗リン脂質抗体症候群など)

医療法人社団仁和会
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