下肢静脈瘤の種類・合併症

下肢静脈瘤の種類

  • 下肢静脈瘤は、血管が“ボコボコ”盛り上がり目立ってくる「伏在型静脈瘤」と、その他の「軽症静脈瘤」に分類されます。
  • 伏在型は、「大伏在静脈瘤」と「小伏在静脈瘤」がありますが、進行してくると種々の症状が出現し、手術(レーザー治療)が必要になる場合があります。
  • 軽症静脈瘤には、側枝静脈瘤、網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤があり、見た目の問題だけで、ほとんど症状はありません。
  • しかし、いろいろなタイプが混在している場合も多く、静脈瘤が気になる方には下肢超音波検査をお勧めしております。

 

下肢静脈瘤の合併症

下肢静脈瘤を長期間放置すると、様々な皮膚合併症を来すことがあります。

  • ひどくなると「足切断!?」
     テレビなどで「タレント○○、足切断の危機!」などと騒ぎ立てていたこともありますが、下肢静脈瘤が原因で下肢切断するようなことはありません。

  • 血栓が飛んで脳梗塞になる!?
     静脈瘤があると血栓(血の塊)が飛んで脳梗塞になると心配している方もいます。心臓の隔壁に穴が開いていなければ、静脈の血栓が脳に飛ぶことはまずありません。
     下肢静脈瘤は、深部静脈血栓の“弱い”危険因子ではあります。この血栓が飛んでいわゆる「エコノミークラス症候群」を発症することは希にあります。当院でも、深部静脈血栓症を併発した症例を経験していますが、適切に処置すれば大事には至りません。過度な心配は必要ないと思います。